EVIL EYE

「ふー楽しかった」


パーティーの帰り道

きっともう夜中の12時を過ぎているんだろう…

帰って母の怒る姿を想像してみたが今は、そんな事どうでもよかった

月の明かりに照らされて
七色に輝く髪飾りを見ると思わず笑みがこぼれる。



「…ぐす」

…え?

今、どこからか子供の泣き声が聞こえた。

「…うう…」

振り向いてみると髪の長い小学生ぐらいの女の子がしゃがみこんでいた。

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