押しかけ社員になります!
「西野の希望通り、今からしばらくは、お互いに行ったり来たりだ。変わらずして欲しいのは水曜日の弁当かな。俺の希望みたいなモノは他に特に無い」
「部長…。本当に私で良いのですか?許可してしまうと、私、一生、部長から離れませんよ?後悔するのは部長ですよ?」
「あ、西野。希望が増えた。明日、月曜だけど、今日中に帰るのは却下。だから…」
え、ぁ…。
相性というのは、長い目で見たら、やはり性格や心の面が凄く大事だと言うのは良く解る。
でも、こうして、優しく深くじっくり愛されると、身体の相性もとても重要なんだと感じる。
部長に愛される度、凄く幸せだと感じさせてくれる。
離れたくないと思ってしまう。蕩けてしまいそうな程甘くて、ずっとこの腕の中に居たいと思う。
はぁ。急に…幸せ過ぎる。…恐い。
「西野…」
目尻から流れる涙を拭ってくれた。
「…部長…罰は当たらないでしょうか…。私…今、幸せなんです、凄く…。大丈夫でしょうか?この代償…何も起こりませんよね…」
「大丈夫だ」
はぁ…。部長。こんな…幸せが恐いなんて経験、初めてなんです。
「…部長、…」
「…大丈夫だ。罰なんて当たらない」
部長の腕の中に居るのに、更に抱き寄せてしっかり抱きしめてくれた。頭を撫で口づけを落とす…。はぁ。部長。どんどん弱くなって甘えたくなる。
「安心出来るなら、いつでも甘えてくれ」
「はい。こうして部長に触れて、抱きしめられると凄く安心します」