押しかけ社員になります!
今日で部長との交わりが最後って訳じゃない。だけど、触れられ、一度身体を合わせてしまうと、途端に溺れてしまう。…離れたくない。
ずっと繋がっていたい。
相性がいいと言うのは互いに好きだから?
こんなに部長に夢中になってしまうなんて。私は自分が思っていた以上に部長が好きだ。
毎日毎日、好きだ、って…好きが増してるって思ってる。
これは…ただのセックス好きなのかしら。部長…溺れてしまう程、欲しいって…。だとしたら依存症なの?…。
「はぁ。…ん…どうした…。気がのらないか?…知らない場所は落ち着かないか?」
部長が私の髪を梳き上げ、気遣う。ほんの少しの心の動きにとても敏感だ。
首を振った。
「…はぁぁ…違います。部長、私…、変態でしょうか…」
「…変態?…チュ…西野…変わった事が好きなのか?それなら、俺も…、勉強しないと…」
「いえいえ。ぁ…滅相もない。そんな事では…ん、ん…ありません」
「はぁ、じゃあ、変態とは違う事なのか?」
「何だか…何て言うか、はぁ…ゃ、ぁ……んっ、ゃ、…説明が…部、長ぉ…」
部長に夢中なんですって今言ったら、このタイミングでは、身体だけが目的みたいに思われそうだし。
「はぁ…好きだって、心が通じ合ったら、次は身体も欲しくなる。それは普通の事だろ?
それに、好きな者同士がするんだ。求め合って当然だと思うけど?気持ちが通じ合ってると、凄く気持ちいいからな。西野……堪らないよ…」
ぁ…。はい、…間違いありませんけど。
部長がじっくり時間をかけて愛してくれるというのもあります。間違いありません。
「それで?チュ…解決したかな?……チュ…」
「あ…はい。部長に夢中です。ずっと…もっと夢中になりそうです」
「じゃあ、取り敢えず、今、もっと夢中になって貰おうかな…他の事は考えず、俺だけに。話は…終わりだ…」
ぁ…。あ、部長…。