ビターチョコレート～初めての恋～

気づけば朝の6時すぎ。






私寝ちゃってたんだ。








悠也と連絡を取り出してから私の体は早起きになった。






いつも6時には起きる悠也。



仕事が早いときは5時起きだって当たり前。




そんな悠也の時間に合わせて自然と体が目を覚ましてしまう








「あ、電話。」







昨日の夜からずっと繋がったままだった悠也との電話。







電話の向こうでは悠也の寝息が聞こえてくる







「ふふ、」





何だかどうしようもなく悠也が可愛くてしたない。






起こしてあげなきゃいけないけどあとちょっとこのままで。









『んん、』







「悠也？」






『…彩音…？』








あやね？








悠也の寝ぼけ声でもはっきりと聞こえた









誰なの。あやねって。