好きって言ったら信じてくれる?
気がつけば、いつの間にかに昼休みになっていて愕然とする。
いつ、四時間目の授業終わった?
開きっぱなしのノートを見るとちゃんと板書されていてむしろ驚く。
もう、全部疲れた…
机に突っ伏して、ふわふわと思考を巡らす。
遠くで先輩の声が聞こえた気がした。
気のせいだろうとそのまま突っ伏しているとクラスの子に呼ばれた。
「亜紀ちゃーん。なんか、委員会の先輩が呼んでるよ?」
「わかった。」
と、急いで立ち上がってからはたと気付く。
委員会?
委員会の先輩といって思い浮かぶのは一人だけ。
「あ、お弁当持ってきてって言ってた。」
「うん、ありがとう。」
とりあえず、お礼をいって教室を出る。