好きって言ったら信じてくれる?
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「ねぇ、水野覚えてる?」


ふと、思い付いて隣にいる水野に尋ねる。



「何をですか?」



「初めて会ったときのこと。」



「覚えてますよ、そんなに前のことじゃないじゃないですか。半年前ですよ?」



「たしかに。じゃあ、僕の第一印象は?」



「…怖そう、ですかね。」



「え、何で?」


怖そう、なんて言われたことないや。

水野にそんな風に思われてたというのは正直、意外。


「知らない男の背が高い先輩ってだけで怖いですよ。しかも、制服着崩してるしモテそうだし。」



「そんなもん?って言うか、モテそうとか思ってたんだね。知らなかった。」



ついつい顔がにやけるのを感じる。



自分の分が悪いと察したのか、水野が僕にも尋ねてきた。



「先輩は、私のことどう思ったんですか?」



今もはっきりと目に浮かぶ。初めて君に会ったときのこと。





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