好きって言ったら信じてくれる?
開戦
☆
ただ、廊下を歩く。それだけの行為に私はなぜこんなにもびくびくしているのだろうか。
答えは、簡単。
立花先輩に会いたくないから、絶対に。
だって、気まずい。
変な宣戦布告も。それに少しでも期待してる自分も。
全部が気恥ずかしいから。
次の授業は化学でつまり移動教室。
しかも、化学室に行くためには2年の教室を通らなければならないのだ。
「そんなに、身構えなくてもすれ違ったりしないでしょ。」
莉央は半ば呆れた様子。
「わかんないじゃん。最近よく先輩と廊下で会うし。それに、なんか…」
悪い予感しかないの
その言葉は口にする前に消えた。
ただ、廊下を歩く。それだけの行為に私はなぜこんなにもびくびくしているのだろうか。
答えは、簡単。
立花先輩に会いたくないから、絶対に。
だって、気まずい。
変な宣戦布告も。それに少しでも期待してる自分も。
全部が気恥ずかしいから。
次の授業は化学でつまり移動教室。
しかも、化学室に行くためには2年の教室を通らなければならないのだ。
「そんなに、身構えなくてもすれ違ったりしないでしょ。」
莉央は半ば呆れた様子。
「わかんないじゃん。最近よく先輩と廊下で会うし。それに、なんか…」
悪い予感しかないの
その言葉は口にする前に消えた。