つながる

副長の肩から顔が覗く。
にこにこにこにこ。

目を逸らしてみるが
そのにこちゃんは星が舞っている
んではないかと思うくらい……
「うっざいわぁ!」

あーもう、うさぎに見えてきた。
でも、目が笑ってない。

寒気がする。俺はお前が嫌いだ。

叫んだ俺の傍に静かに腰を下ろす
総司。
頬杖をつくように顎を左手に乗せ
こちらを見据える。

「きみ、名前は?」

そんな総司の問いかけに答える
ことなく、空を仰ぎ見る。


嫌いだ。

偽りを張り付け
他人を見下す

それが相手に気づかれていないと
思い張り付け続ける。

自分から初めに線を引いておいて
ずかずかとこちらに近付く。
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