つながる
「うっせぇ。はげ。
布団返せ。」
布団をはぎ取られダンゴムシのように
足を抱え丸々。
「ふーん。
りょうちゃん、今日は僕とお出かけするんでしょ?
早く起きないと土方の稽古ですよ?」
それだけはっっっ
「絶対嫌!」
あのネチネチした稽古は絶対嫌だ。
飛び起きて速攻着替える。
振り向くとそこには当然のように
座る総司。
「・・・見た?」
ニコニコ。
「ばっちり」
「まいっか。さ。朝ごはん〜」
スキップして出ていく稜之助の背に
深く息を吐き出した総司。