ヴァンパイア達と甘くて刺激的な生活を
私の両親が亡くなったことは学年中の話題になっていた。


久しぶりに学校に行くと、いつもは明るく元気に挨拶してくれていた女の子が、この日から態度が変わってしまった。


まるで腫れ物を扱うかのような……。


クラスでいつも一緒にいた子達とも少し壁ができたような気がした。


皆、事故のことを気にして気遣っていたのだろうだが、当時10歳の私にとっては仲間外れにされた気分だった。


周りはヒソヒソと噂話ばかり……。


結局クラスの子達とのギクシャクした関係はそのままで小学校を卒業した。




中学校入学して心機一転と思ったが、小学校が同じ人も結構いたので、また噂話が広まった。


どうせギクシャクするなら最初から友達なんて作らなければいい。


そう思った私はただ無言を貫いた。


話す時は用件だけ。


それ以上のことは話さず学校生活を送った。


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