氷の魔女の春さがし
「じゃあ、楽師ってのはただのカモフラージュなの?」

「ううん。これも神様の依頼。
 僕が吹いてるのは女神の夫が作った曲だよ。
 村の人の前では自分で作った曲も吹くけど、女神に奉げるのは夫の曲だけ。
 そういう契約なんだ」
< 103 / 107 >

この作品をシェア

pagetop