イクメン作家と恋心。SS~ウェディングベル~第1話編~修正済み&2話追加。
えっ……!?
「睦月君。どうしたの?」
そうすると睦月君は、首を横に振るう。
昨日からこんな感じでおかしい。
何か言いかけるがすぐにやめてしまう。
その言葉の続きが気になる。
私は、しゃがむと睦月君に優しく言ってみる。
「何か私に言いたい事があるのかな?」
だが首を横に振るう。
言いたくないらしい。うーん。
「パパには、秘密にしておくから。
私に教えてくれないかな?
教えてくれないと寂しいな……」
切なそうに言ってみる。
すると睦月君は、ジッと私を見てきた。
「あのね……パパがね」
そう言いかけた時
私のスマホが突然鳴り出した。
まさか、先生!?
慌ててスマホを取り出して確かめると
思った通り先生だった。
私は、慌てて電話に出る。
「先生。今何処に居るのですか!?」
電話に出るなり大声で居場所を尋ねた。
『うるさい。耳がキーンとするから
小さい声で喋れ。
それより睦月もそこに居るのか?』
怒られてしまった。
しかも、私の質問に応えずに
睦月君の心配をするし。