イクメン作家と恋心。SS~ウェディングベル~第1話編~修正済み&2話追加。
「ここに居ますよ。それよりも……」
もう一度先生に居場所を聞こうとしたら
浜野さんが私のスマホをひょいと取り上げた。
あっ!?
「もしもし。俺だけど……えっ?
何でお前がそこに居るかって?別にいいだろ。
それよりさ~」
浜野さんは、私のスマホで先生と話始めた。
あぁ、私が先生と話したかったのに……。
そうしたら浜野さんは、一方的に電話を
切ってしまった。
「あぁ、浜野さん!?
先生に居場所を聞きたかったのに」
「あー大丈夫、大丈夫。
ちゃんと居場所聞いたから。
それより行くぞ!
藤崎に涼花ちゃんと睦月をこっちに連れて来いと
言われたから」
そう言いながら浜野さんは、ニヤリと笑った。
先生が……?
どういう意味だろうか?
ワケが分からないまま
浜野さんの車で連れて行かれた。
向かった先は……あれ!?ここって。
海津ロイヤルホテルだった。
ここの息子さんと
浜野さんと先生は、仲がいいらしい。
ここで先生の誕生日パーティーをやった事がある。
先生は、前の奥さんのプロポーズも
ここでした事があるため。
ある意味
思い出の強い場所だ。