イクメン作家と恋心。SS~ウェディングベル~第1話編~修正済み&2話追加。
先生……。
どうしよう……嬉しくて仕方がない。
泣きたい気持ちを必死に抑えていると
「涼花」
私の名前を呼ぶ声が聞こえてきた。
えっ?
振り向くとお父さんとお母さんだった。
「えぇっ?どうして!?」
何でお母さん達がここに……?
「藤崎さんに招待されたのよ。
急だけど式に出席してほしいって」
「バージンロードを歩くのは、父親の
役割だからね」
そう言うお父さんは、もう涙がぐんでいた。
もうお父さんったら……。
そう思うのだがとても嬉しかった。
「ありがとう……お父さん、お母さん」
涙を流しながらお礼を伝えた。
こんな素敵なサプライズはないだろう。
一生の思い出になった。
そしてお父さんと
バージンロードを歩くことに。
扉を開けると先生が待っていてくれた。
白いタキシードを着ていた先生は、
とてもキラキラしていて素敵だった。
よく似合っている。