イクメン作家と恋心。SS~ウェディングベル~第1話編~修正済み&2話追加。
私は、胸が熱くなりながら
先生の隣に並んだ。
「あの……ありがとうございます。
こんな素敵な結婚式を挙げて下さいまして」
嬉しくて先生にお礼を伝える。
「気にするな。お礼を言うなら睦月に言え。
やってやれとしつこく訴えてくるから」
睦月君が!?
チラッと観客の席を見る。
睦月君は、前の方でちょこんと座っていた。
そうか……睦月君が先生に言ってくれたんだ。
後でお礼を言わなくちゃあ
胸を熱くなりながら思った。
「ゴホン。あの……。
誓いの言葉を始めたいと思います」
神父さんが咳払いをしてきた。
ハッと思い恥ずかしくなる。
神父さんが一言ずつ誓いの言葉に
返事する。
なんだからくすぐったい。
指輪の交換をして
誓いのkissをすることに。
先生がベールを上げてくれた。
ドキドキして
今にも心臓が飛び出しそうだ。
先生が私をジッと見つめてくる。