イクメン作家と恋心。SS~ウェディングベル~第1話編~修正済み&2話追加。
私は、ドキドキしながら静かに
目を閉じた。
そういえば、私まだ先生にまともに
kissしてもらったことがない。
おでこは、あれから何度かあったけど
口に直接ではなかった。
照れているせいかな?とか色々考えていたけど
いよいよ先生から
初めてのkissをしてくれるなんて嬉し過ぎる。
しかもファーストキスだし。
ドキドキと待っていると
ドレスをぐいぐいと引っ張られる。
えっ……?
目を開けて引っ張られる方を見ると
睦月君だった。
「ど、どうしたのかな?睦月君」
「睦月。大人しく座っていろ」
先生が睦月君に注意をした。
しかし私に両手を広げて抱っこを要求してくる。
えぇっ!?
今抱っこしてほしいの?
突然のおねだりに困惑する。
でも、睦月君におねだりされると弱いのよね。
「睦月!!」
「あ、いいですよ。ちょっとだけなら
睦月君。抱っこしてあげるね」
そう言い腰を屈めて睦月君を抱える。
よいしょっと
うっ睦月君。昔に比べて重くなったなぁ~。