イクメン作家と恋心。SS~ウェディングベル~第1話編~修正済み&2話追加。
それから何回か撮るけど
無表情の睦月君。
でも真似してポーズをとってくれた。
それが、また可愛らしい。
撮り終わると落書きコーナーに移動する。
睦月君は、覚えてたての字で
何かを書いていた。
見てみると
『睦月。お母さん』と書いていた。
私は、感動する。
お母さんとして改めて
認識してくれたのが嬉しかった。
「ありがとう。睦月君」
私は、ギュッと抱き締めた。
そして無事にデートを終わらせて
自宅に帰った。
睦月君は、疲れたのか
途中で眠ってしまったが……。
おんぶして帰ると先生が出迎えてくれた。
「呼べば、迎えに行ったのに」
「いえ。とても楽しかったので」
名残惜して
先生を呼べなかった。
フフッ……またデートしようね。
睦月君。