イクメン作家と恋心。SS~ウェディングベル~第1話編~修正済み&2話追加。

お腹は、少しずつ大きくなっていく。
9ヶ月になる頃には、お腹もかなり大きく
なっていた。

「おーすげぇ~お腹の中をポコポコ
蹴っているぜ!!」

興味津々とお腹の音を聞くのは、
睦月君の親友・金本拓馬君。

「わ、私も聞いて差し上げても
よろしくってよ?」

相変わらずおませなことを言うのは、睦月君に
片思いしている竜ヶ崎茉莉華ちゃん。

2人共お腹の子が気になるらしくこうやって
たまに聞きに来てくれた。

本人は、遊ぶついでだと言い張るが……。

「じゃあ、茉莉華ちゃんも聞いて
もらおうかしら?」

そう言いおいでと呼んでみると

「仕方がありませんわねぇ~」

何やかんやと言いながら頬を染めながら
お腹に近付けてくる所が
素直ではないなぁ~と思う。

茉莉華ちゃんが耳に当てると
またポコッとお腹を蹴ってくる。

「あ、蹴った!!
凄いですわ~早く産まれてこればいいのに」

「フフッ……そうね。
早く産まれてくれたら嬉しいわね」

クスッと微笑む。

皆楽しみにしてくれていた。

睦月君をチラッと見ると
隣でずっと耳を当てていた。

あら?よく見るとその体勢で眠っていた。

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