イクメン作家と恋心。SS~ウェディングベル~第1話編~修正済み&2話追加。
「睦月君?そんな体勢で寝ていたら
身体を痛めるわよ?」
私は、ソファーに座っているのだが
睦月君だけ器用な体勢で寝ていた。
ウトウトしている睦月君。
「睦月。お前そんな所で昼寝してるなよ。
寝るならこっちに来い」
拓馬君が言ってるが睦月君は、
ハッとして首を横に振るう。
「寝てないよ……」
「どう見ても寝てただろ」
鋭いツッコミが入る。
だが、また首を横に振るう睦月君。
「嘘つけ。」
そう言いながらやり取りをする2人を見ながら
クスクスと笑っていた。
夕方になる頃。
拓馬君と茉莉華ちゃんは、帰って行った。
私は、結局寝てしまった睦月君にブランケットを
掛けてあげると夕食の支度を始めた。
身体が重いとなかなか動くのも大変だ。
料理を作り始めていると
先生がリビングに入ってきた。
「アイツら帰ったのか?」
「はい。さっき……」
「そうか。アイツら来るとうるさいからな。
まったく……」
先生は、やれやれとした表情していた。