イクメン作家と恋心。SS~ウェディングベル~第1話編~修正済み&2話追加。

「睦月君?そんな体勢で寝ていたら
身体を痛めるわよ?」

私は、ソファーに座っているのだが
睦月君だけ器用な体勢で寝ていた。

ウトウトしている睦月君。

「睦月。お前そんな所で昼寝してるなよ。
寝るならこっちに来い」

拓馬君が言ってるが睦月君は、
ハッとして首を横に振るう。

「寝てないよ……」

「どう見ても寝てただろ」

鋭いツッコミが入る。
だが、また首を横に振るう睦月君。

「嘘つけ。」

そう言いながらやり取りをする2人を見ながら
クスクスと笑っていた。

夕方になる頃。
拓馬君と茉莉華ちゃんは、帰って行った。

私は、結局寝てしまった睦月君にブランケットを
掛けてあげると夕食の支度を始めた。

身体が重いとなかなか動くのも大変だ。

料理を作り始めていると
先生がリビングに入ってきた。

「アイツら帰ったのか?」

「はい。さっき……」

「そうか。アイツら来るとうるさいからな。
まったく……」

先生は、やれやれとした表情していた。

< 45 / 85 >

この作品をシェア

pagetop