イクメン作家と恋心。SS~ウェディングベル~第1話編~修正済み&2話追加。
「お腹の赤ちゃんの事が気になるみたいですよ。
フフッ……さて。
夕食の支度をしますね」
そう言うおうとしたら先生が、
「お前は、座っていろ。
夕飯なら俺が作るから…大人しくしてろ」
不器用ながら気遣ってくれた。
「ありがとうございます。
ですが、大丈夫ですよ。少しは、
動いた方がいいので」
ニコッと笑顔で反論した。
先生が私のために気遣ってくれるのが
嬉しかった。しかし
甘えてばかりではいられない。
母親になるのだから
もっとしっかりしなくては。
「いや、お前の場合。
張り切り過ぎるとろくな目に遭わない」
バッサリとツッコまれる。
ガーン!!
まぁ、確かにそうなんだけど。
「とにかくお前は、もうすぐ
出産が控えているのだから
大人しくしていろ。余計な事をして
お腹の負担になるような事はするな!」
何故だか叱られてしまう。
仕方がないのでお腹を撫でながら
眠っている睦月君の隣に座った。
睦月君をチラッと見ると
まだスヤスヤと眠っていた。
クスッと笑う。
「心配性なパパでちゅねぇ~」
クスクスと微笑みながら2人に話しかけた。