イクメン作家と恋心。SS~ウェディングベル~第1話編~修正済み&2話追加。
拓馬君のママには、
私が言って断っておいた。
モヤモヤしたまま部屋を見学する。
あ、思ったより広い。
収納スペースも多く
間取りもなかなかいい。
「いえーい。」
そう言いながら走り回る拓馬君。
それに対して睦月君も一緒に走り回る。
「あ、こらこら。
あなた達。走り回らないの」
慌てて注意をするが行ってしまう。
もう相変わらず腕白なんだから。
ふぅ……とため息を吐いた。
その後にリビングに向かう。
こちらもキッチンからリビングを見渡せる。
広さも思ったよりあって丁度いい。
「すげぇ~リビングなんて
俺ん家より広いじゃん!!」
驚きながら拓馬君は、駆け寄ってきた。
「そうなんだ。
なかなか素敵な家よね」
フフッ……と笑う。
「じゃあ、ここにするの!?」
拓馬君は、目をキラキラさせて
こちらを見てきた。
うーん。
そんなに目をキラキラされると
困ってしまう。