イクメン作家と恋心。SS~ウェディングベル~第1話編~修正済み&2話追加。
う、卯月!?
私は、慌てて周りに謝罪した。
「すみません。
ウチの子が申し訳ありません」
何度も何度も頭を下げた。
えーん。
今回は、私がドジした訳ではないのに。
周りは、驚いているかクスクスと笑われた。
助けを求めるつもりで先生を見ると
ちょっと!?先生。
他人のふりをしないで下さいよ!!
目線を逸らされてしまった。
渡辺先生は、苦笑いしているし
生徒達は、大笑いしてざわざわしていた。
結局。何とか授業参観は、無事に終わったが
散々な目に遭ってしまう。
帰る頃には、くたくたに疲れてしまった。
卯月は、たくさんはしゃいだせいか
ぐっすりと寝ているし。
「大丈夫か……?涼花」
くたくたになって歩いているため先生が
心配そうに言ってきた。
「大丈夫ではないですよ。
何で助けてくれなかったんですか!?
他人のふりをするなんて……酷い」
先生を訴えた。
「仕方がないだろ。まさかのアクシデントに
どうすることも出来なかったんだ。
睦月の時は、こんな事なかったんだが……」
睦月君の場合は、話さないから当然です。