イクメン作家と恋心。SS~ウェディングベル~第1話編~修正済み&2話追加。
今日は、何を書いてくれたのかしら?
下におりると睦月君におやつのプリンと
ジュースを出してあげた。
食べている間に交換ノートを読む。
すると学校の昼休みに上級生の子達が
サッカーゴールを独り占めするため拓馬君と一緒に
その上級生の子達とサッカーで勝負を挑んだらしい。
しかし途中で昼休みが終わってしまったらしく
改めて勝負をすることになったって
それって大変じゃない!?
「えっ?いつやることになったの!?」
私は、驚いて尋ねた。
するとキッパリと
「……今日だよ。4時からだって」
そう返事してきた。
えぇっ!?
今日……!!
時計を見るとすでに3時半を過ぎていた。
大変じゃない。
「ちょっと睦月君。
ゆっくりプリンを食べている場合ではないわよ!?
あ、こら。卯月メッ!!
それは、お兄ちゃんのでしょ」
見ると卯月は、隣の幼児の椅子に座っておらず
テーブルの上で睦月君のプリンを欲しがっていた。
食べられないように妨害する睦月君。
「ふぇぇ~ん。まんま~」
私は、慌てて卯月を抱き上げてやめさせた。
しばらく、ぐずるので泣き止ますために
必死になっていたら時間を忘れてしまう。
4時になった頃。
それを思い出して慌てて自宅を出る睦月君。
私も遅刻させた事やその上級生の子達が気になり
先生に断ると卯月を連れて跡を追った。