イクメン作家と恋心。SS~ウェディングベル~第1話編~修正済み&2話追加。
また小学校のグランドでやると
書いてあったわよね。
卯月をベビーカーに乗せて行くと
すでに始まっていた。
いかにも生意気そうな上級生の子達だ。
サッカーもかなり上手い。
睦月君も拓馬君も大丈夫かしら?
すると拓馬君が上手く上級生の子の攻撃を
かわしてゴールに向かって走っていた。
だが新たな妨害に遭いそうになる。
しかし上手く気転を利かして
睦月君にパスを送る。
睦月君は、そのままゴールに走り決めた。
やったー決まったわ!!
喜んでいるとグランド以外で
「キャアッー睦月様。ナイスですわ!!」
そう言って熱い応援をする
茉莉華ちゃんの姿が見えた。
あ、応援してる。
相変わらず睦月様ラブらしい。
私は、クスクス笑いながら
茉莉華ちゃんに近づいた。
他にも数人の女の子達が応援している。
どちらも睦月君や拓馬君の応援だった。
女子からの人気も高いようだ。
「茉莉華ちゃん。こんにちは」
「あら、涼花おば様ではありませんの。
まぁ、卯月ちゃんも一緒ですのね」
声をかけるとそう言ってきた。