イクメン作家と恋心。SS~ウェディングベル~第1話編~修正済み&2話追加。
うーん。
さすがにおば様には、抵抗があるけど
仕方がない。
「そうなの。ちょっと気になっちゃって」
「睦月様の心配は、いりませんわ。
強い方ですし。
むしろ足を引っ張る恐れがあるのは、
拓馬の方ですわ」
キッパリと言い切る茉莉華ちゃん。
相変わらず拓馬君に対しては、厳しいわよね?
よく口喧嘩をしている2人。
私は、意外と似ているところがあって
お似合いだと思うのだけどな?
「だっ……うぅっ……」
卯月は、茉莉華ちゃんに抱っこをねだっていた。
「まぁ、よろしくてよ。
涼花おば様。卯月ちゃんを抱っこしても
よろしくて?」
「えぇ、いいわよ。
落とさないよう気を付けてね?」
茉莉華ちゃんは、嬉しそうに
卯月を抱っこしていた。
いいお姉ちゃんになっていた。
するとカバンからスマホが鳴り出した。
あ、電話だわ!!
先生からだろうか?
「茉莉華ちゃん。
ちょっと卯月をお願いしてもいい?」