イクメン作家と恋心。SS~ウェディングベル~第1話編~修正済み&2話追加。
ガシッ!!
ギリギリのところを私が棚を抑えつけた。
お、重い……。
「キャアッ!?涼花おば様」
慌て悲鳴を上げる茉莉華ちゃん。
「だ、大丈夫よ……睦月君。
怪我ない……?」
重いのを必死に我慢して睦月君に話しかける。
何とかおりた睦月君は、心配そうに私を見ると
同じように抑えつけようとしてくれた。
しかし大きい棚のため思った以上に重い。
「睦月君……危ないから離れて」
だが首を横に振るう。
このままだと2人して倒れちゃう……。
その時だった。
ガチャッとドアを開けて先生が入ってきた。
「さっきから何騒いでいる……って
何をやってんだ!?」
状況を見て驚く先生。
「す、すみません……先生」
「ったく、何をしてんだよ!?」
急いで私のところに来て押し上げてくれた。
さすが先生。
すぐに元通りにしてくれた。