ウソツキセンセイ
平塚先生は手招きであたしのことを管理室に呼んだ。
普通、管理室は先生以外は入ってはいけないという決まりがあるから、あたしは入ることをためらったけれど、平塚先生に急かされて、あたしは思い切って入った。
意外と整頓された管理室は、夏なのにひんやりと冷たい空気が漂っている。
管理室の奥にいる平塚先生は、冷蔵庫から白い箱を取り出し、「適当に座って」と言う。
とりあえずそこにあった椅子に座って、あたしは平塚先生を待った。
何だろう、と平塚先生の手元を覗くと赤い何かがちらっと見えた。
「じゃーん、これはなんでしょう」
箱から白いお皿に移し替えたのか、平塚先生の手にはいちごのタルトがあった。
普通、管理室は先生以外は入ってはいけないという決まりがあるから、あたしは入ることをためらったけれど、平塚先生に急かされて、あたしは思い切って入った。
意外と整頓された管理室は、夏なのにひんやりと冷たい空気が漂っている。
管理室の奥にいる平塚先生は、冷蔵庫から白い箱を取り出し、「適当に座って」と言う。
とりあえずそこにあった椅子に座って、あたしは平塚先生を待った。
何だろう、と平塚先生の手元を覗くと赤い何かがちらっと見えた。
「じゃーん、これはなんでしょう」
箱から白いお皿に移し替えたのか、平塚先生の手にはいちごのタルトがあった。