ウソツキセンセイ
「せ、先生?」


 突然服を脱ぎ出す平塚先生から、あたしは目を横にそらす。


 まさか、夏にやられて頭がおかしくなってしまったのだろうか?


「…ごめん、汗でめちゃくちゃ気持ち悪い」


 ワイシャツを寄せて、さらにインナーも脱ぎ捨てる平塚先生。


 ちらっと先生の方を見ると、思った以上に鍛えられている身体に、あたしは目を奪われてしまった。


「横田さん」


「は、はい…!」

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