ウソツキセンセイ
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少しの間、理科室であたしは平塚先生のことを睨み合う。すると、平塚先生はふとあたしから視線を外す。
「さて、そろそろ本題に入らないとね。ちなみに、今の質問は俺の私情だから気にしなくていいよ」
「そう言われても普通気にしますから」
何が気にしなくていいですよ、だ。あたしに向かってどストレートに「俺のこと嫌い?」なんて質問してきたくせに。
おまけに平塚先生の性格変わっちゃってるし。
それを綺麗さっぱり気にしないでいられるか!
「横田さんをここに呼んだのはね、化学の成績のこと」