ウソツキセンセイ


***


 放課後になり、蒼依はいつものように道具を持って体育館へと向かう。


 あたしは、平塚先生から言われた通り理科室へと向かう。


 …なんとなく足が重い。


 その足を歩かせて、あたしは理科室の中に入った。


「失礼します」


 扉をゆっくりと開ける。


 しかし、誰からも返事は帰って来ない。


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