ウソツキセンセイ
「紅音が倒れたって聞いて急いでここに来ちゃった」
「…倒れたというか、寝かされたというか……」
ずいぶん大げさに伝わったようだ。
でも、そのために蒼依がここに来てくれたことが、あたしには嬉しかった。
「ねぇねぇ、平塚先生と何かあったの?」
「へっ!?」
「なんとなくそんな顔してるよ」
どんな顔、とツッコミを入れたくなったけれど、確かに何も無いとは言えないからあたしは少しだけ口をつぐんだ。
「…倒れたというか、寝かされたというか……」
ずいぶん大げさに伝わったようだ。
でも、そのために蒼依がここに来てくれたことが、あたしには嬉しかった。
「ねぇねぇ、平塚先生と何かあったの?」
「へっ!?」
「なんとなくそんな顔してるよ」
どんな顔、とツッコミを入れたくなったけれど、確かに何も無いとは言えないからあたしは少しだけ口をつぐんだ。