笑顔を絶やさずに
-コンコン ガラガラ
「…優衣?」
大好きな人の声が聞こえて、肩の力が抜ける
それと同時に、安心感からか、余計に体が悲鳴をあげてる気がする
「優衣…どこが辛い?」
すぐ私に駆け寄ってきて、困った顔で私の頭を撫でる大翔。
「…ひろ…ッ」
「熱…まだ高いね。
でも意識戻って良かった
昨日澤田の診察室戻ったら、意識無くてびっくりした。
あ、澤田呼ばなきゃ」
そう言ってPHSで澤田先生に連絡する。