笑顔を絶やさずに
洗面所に行ったら、案の定電気は点いてる。
「優衣?ただいま。開けて」
水の音はするけど意識があるのかわからない
-ガチャン
ドアノブを回したら簡単に開いた。
中にはまだうずくまってる優衣の姿。顔色は予想通り最悪。
「優衣?まだ吐く?」
意識はあるみたいだから声をかけると少しだけど頷いた。
全て出し切れるように体を支えて背中をさする と、安心したのかすぐ吐き始めた
「大丈夫だよ。全部出しちゃいな」