ストロベリーショートケーキ<第四話>魅惑の魔法
こいつの頭ん中って一体どうなってんのよ!


「遊ぶわけないでしょ!あんた魔法使えるんなら、今すぐあたし達を王様のとこにでも連れてきなさいよ!」


肩をすくめて困ったような笑顔の壱吾。


「あいにく俺はロマンチストだから、フォーリンラブ以外の魔法は使えないよ。…楽しいのに」


「はいはい、勝手に一人で遊びなさいよ。黒砂糖行くよ!」


ブツブツ文句を言う壱吾なんか放置して、足早に二人で道に近付いていく。


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