ストロベリーショートケーキ<第四話>魅惑の魔法
「イチゴの形したガラスのネックレス?綺麗じゃん」


その言葉に黒砂糖は異常な反応を示す。


『うわわっ、触っちゃ駄目!絶対駄目ったら駄目ぇー!』


そんなに言われちゃ触らないわけないでしょうが!


「これがあんたの弱点だね!もらった!」


あたしに胸倉を押さえ付けられ、短い腕を上下にバタバタと動かす事しか出来ない黒砂糖から、そのネックレスをブチッと引っこ抜く。


その瞬間―。


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