モテ系同期と偽装恋愛!?

日付が変わる頃ーー。

2ヶ月前に別れたベッドの上に、裸で抱き合う私たちがいた。

「この前は優しくする余裕がなくてごめん。紗姫の気持ちが分かったから、今日の俺は大丈夫」

「うん……」

「怖くなったら我慢しないで言って。
明日は休みだし、一晩かけてもいい。ゆっくりと優しく抱くから」

その言葉通り、遼介くんは私の気持ちを確かめながら優しく触れて、ひとつひとつの行為に時間をかけてくれた。

お陰で怖いと思うことも震えることもなく、身を任せていられる。

包み込むように胸を触られ続けていると、それを気持ちいいと感じるようになってきた。

私の反応を見ながら、触れる場所を徐々に下げていく彼。

気づけば甘い声が口から漏れていた。
優しいだけじゃなく、もっと強く触れてほしくなる。

足を広げられ、閉じないように太ももを抱えているように指示される。

洗い晒しの彼の髪が内ももをくすぐり、大事な部分からは水音が……。

頭が真っ白になるほどの快感を与えられた後は「遼介くんが欲しい……」と、欲求が口をついて出ていた。

彼が口に咥えたのは、前回使ってもらえなかった銀色の天使のパッケージ。

歯で封を破く姿に、鼓動が振り切れそうに高鳴った。

私にも、女性としての正常な欲情が備わっていたみたい。

恋を自覚することで、こんなにも自分が変われるものかと驚いていた。

「力抜いてね、行くよ……」

大好きな遼介くんとなら、怖くない。

もっと近づきたいから、早く私の中に入ってきて……。


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