My letter 〜君の未来に〜


「うん、わかった。」

「えーっと…あ、いた。」

隣で首を傾げている海実のために柾を指差しながら言った。

「悪りぃ、待たせた。」

「全然平気だって。あ、いきなりごめんね。直人と同じF大医学部の三浦 柾、よろしくね。」

「清水 海実、高校2年で直人くんと同じ高校の後輩でした。よろしくお願いします。」

海実は若干緊張しているようだった。

「海実、緊張しなくたって大丈夫。いい奴…なはずだから。」

「おい待て直人!はずってなんだよ、はずって!」

「ふふっ…あ、ごめんなさい。」

「…やっと笑ってくれた。」

やっぱり海実は笑った顔が1番だ。

「あ、ありがとう…」

「ねぇ、海実ちゃん可愛すぎねぇか?」

やっぱり一撃必殺だよな、海実の笑顔は。

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