My letter 〜君の未来に〜
「俺の彼女だからな。」
「分かってるって。」
「三浦さんって面白い方ですね。」
あちゃー。出たよ海実の優等生め。
「はは、柾でいいよ。苗字とか聞き慣れないし、できれば敬語もやめてほしいな。」
「ま、柾くんでいいですか?」
「敬語は当分諦めな。何回か会ってりゃ慣れるっしょ。」
海実と不満そうな柾の3人で1時間くらい話した。
「海実ちゃん、今日はありがとう。また来てもいいかな?」
「はい…あ、うん。是非。」
「ありがとう。じゃあまた今度ね。直人、明日な。」
「おぅ。」
柾は帰って行った。
「帰るか。」
「そうだね…いっ…」
「大丈夫か?兄貴に連絡するな?」
海実が頷いたのを確認して兄貴に電話をかけた。