My letter 〜君の未来に〜


〜♪♪♪

『直人?どうした?』

「今カフェにいるんだけど来れる?海実と一緒なんだけど。」

『すぐ行く。』

そう言って一方的に電話を切られた。


「直人!海実ちゃん、痛みどう?」

兄貴は俺らの元に駆け寄って来て海実の前に跪いた。

「もぅ、大丈夫、です…」

「病室戻ろうか。直人、運べるよな?」

「あぁ。」

海実はまだ痛いのか黙って俺に掴まった。


「ありがとう、直人くん…」

病室のベットに下ろすと、海実は弱々しい声でお礼を言った。

「おぅ、また明日来るな。」

「うん…」

「海実……愛してる。」

俺は海実の耳元で囁いた。

そして上からそっと口を重ねた。

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