My letter 〜君の未来に〜
そんなことを考えてたら、放課後だった。
あ、連絡してないけど…きっと来るかな。
ーー・・・
「海実〜!来たよ〜!」
海実の名前を呼びながら病室に入った。
「彩葉おかえり。」
「おかえり。」
「あ、雫もいたんだっけね。」
「ひでぇな。」
そんな私たちを見てふふっと笑う海実は女の私から見てもすごく可愛い。
直人先輩の気持ち、わかるなぁ。
「あ、今日も直人先輩来る?」
「連絡ないから来るんじゃないかな?」
「そっか。直人先輩に伝言頼まれたの。」
「そろそろじゃないかな。」
その数分後には直人先輩が病室に入ってきた。
「海実、雫くん、入るな。」
「「どーぞ」」
「彩葉ちゃんの方が早かったか。」
「はい。」
私に気がついた直人先輩は声をかけてくれた。
「あ、直人先輩に渡してほしいって言われました。」