My letter 〜君の未来に〜


「話してくれない?こんな俺だけど。」

優しい先輩。

「………」

「誰にも言ってないんでしょ?」

「…はい。」

「全部1人で抱え込んじゃダメだよ?」

私は黙って俯いた。

「1人で抱え込んでいいなんて考えないで。」

先輩の顔はいつになく真剣で、心配してくれていることが分かった。

こんなに心配してくれる人に嘘をつき続けるなんてできない。

< 14 / 203 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop