My letter 〜君の未来に〜
石井先生は俺と代わって心臓マッサージを始めた。
「兄貴っ!AED持ってきた!」
何人かの看護師と一緒に入ってきた直人は叫んだ。
「私AEDセットします!」
「お願いします!」
来た中で1番ベテランの看護師が俺の代わりにAEDをセットしてくれた。
「心停止です!ショック開始します!離れてください!」
1回電気ショックをしたが呼吸が戻らない。
「誰か救急長に連絡入れろっ!」
「はいっ!」
石井先生が指示を出した。
「石井さん、代わりますっ!」
その声は、直人だった。
「直人、できるか!?」
「はいっ!」
そう言って素早く石井先生と代わって心臓マッサージを始めた。