My letter 〜君の未来に〜
俺は今度、哉斗の病室へと向かった。
「哉斗、入るぞ」
扉を開けた先には、哉斗と柾。
柾にはさっき電話をして、来てもらった。
「直人…」
哉斗は俺の顔を見て、悲しそうな顔をした。
哉斗も海実と仲良くなってたからな…
涙を堪えて、無言で封筒を渡した。
“柾くんへ”、“哉斗くんへ”と書かれた封筒。
「…ありがとな…」
柾は俺にお礼を言った。
俺は少し笑って哉斗の病室を出た。