My letter 〜君の未来に〜
「私も先輩のことが好きです。
でも、私は…先輩とずっと一緒にいることができません。
好きだから、先輩には辛い思いをしてほしくないんです…。」
すると不意に抱きつかれた。
「俺にとって、海実ちゃんといれないことがこれから先、辛いと思う。
海実ちゃんがもしいなくなったら辛いと思う。
でもね、それより今、海実ちゃんといれることが幸せなんだ。」
「私で………いいんですか?」
「俺には海実ちゃんしか見えないよ。」
「………よろしく、お願いします。」
私は泣きながらも笑って言った。
先輩も笑っていた。
初めて、人を信じようって思えた気がする。