My letter 〜君の未来に〜
「ねぇ海実、目閉じて?」
「え、うん。」
曖昧な反応をしてから目を閉じた。
そしたらせん…直人くんの手が首筋に触れた。
「はいいいよー。」
私は目を開けて首元を見た。
そこには小さな貝殻にルビーが埋め込まれているチャームがかかったネックレスがあった。
「…これは?」
「あげる。この前兄貴が彼女にあげるプレゼント選びに付き合わされたときにアクセサリーショップ行ったんだ。
で、海実に似合いそうって思って作ってもらった。
ずっと着けてて?」
「うん。ありがとう。絶対離さない。」
「ありがとう。」