My letter 〜君の未来に〜
ねぇ、聞いて
毎日同じ風景の中で過ごしている。
もうこの風景にも飽きたな。
でも毎日直人くんが来てくれるからそれが1番嬉しいこと。
でも、直人くんにばかり頼っていられないな…
そんなことを考えていると
「海実。」
私の愛しいあなた。
「無理して毎日来なくてもいいのに」
「来たいから来てるの。
あとさ…渡井 彩葉ちゃんって、分かる?」
私と同じバトントワリング部。
「うん、同じ部活だよ?
…渡井さんがどうしたの?」
真剣な眼差しの直人くんが話し始める。
「今日、学校に行ったら、彼女に声をかけられた。…………………海実がなんで休んでるのかを聞きに。」