My letter 〜君の未来に〜


でも、3分くらい経ったけど、家から人が出てくる気配を感じなかった。

誰もいないのかなって思ったけど、雫は出かけるときには必ずと言っていいほど日の当たる場所に置いてあるガーベラの植木鉢を玄関の扉の横に置く。

今まで忘れたことは一度もない。

何か違和感を感じて、玄関の扉に手をかけた。

鍵がかかっていなくて、中に入った。

そこには雫の靴があったから、何かおかしいと思って、雫の部屋へ向かった。

意を決して部屋の扉を開けた。

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