My letter 〜君の未来に〜
救急車に乗り、病院に向かった。
病院に着いたとき、雫は意識を失っていた。
私は病院に着くなりすぐに雫のお母さんに電話をかけた。
それから10分くらいで雫の両親が到着した。
「彩葉ちゃん‼︎」
私の名前を呼びながら駆け寄ってきた2人。
「雫に付き添ってくれてありがとう!
彩葉ちゃんが気づいてくれなかったら雫はどうなってたことか…本当にありがとう!」
泣きながらお礼を言われた。
「いいえ、でもすみません。勝手に家に上がってしまって。」
そう謝ると、
「いいんだよ。結果として雫に気づけたんだから。でも、どうして雫が家にいるってわかったんだ?」
「確かにそうね。彩葉ちゃんどうして?」
不思議そうに私の顔を見た2人に対して、
「ガーベラです。」
「「ガーベラ?」」
経緯を話すと2人はすごく驚いて、よく雫のことを見ていると感嘆していた。