My letter 〜君の未来に〜
「それで、どうした?」
「実はお願いがあって…」
さっき海実から提案されたことを話した。
「そうか…」
「私からもお願いしたいんです。
行くのが大変なら私が代わりますし、できることは何でもします。」
2人は顔を見合わせて、
「……彩葉ちゃんがそこまで言うなら、転院させようかな。病院も有名どころだし、ここからも遠くないしね。もちろん西里総合病院が受け入れてくれるならだけどね。」
私は嬉しくて、涙が出そうだった。
「彩葉ちゃんに任せるわ。よろしくね。」
「はい!」
雫のことは、私が守る。