My letter 〜君の未来に〜
直人side
この前彩葉ちゃんと海実のプレゼント選びに来た日から3日後。
また2人で自分たちが頼んだものを取りに来ている。
「いらっしゃいませ〜。オーダーメイド品のお受け取りですよね?」
俺が指輪をつくるときに手伝ってくれた店員だ。
「はい。これ、お願いします。」
俺と彩葉ちゃんはその店員に予約表を渡した。
「少々お待ちください。」
予約表を受け取った後、店の奥に出来上がったものを取りに行った。
「お待たせしました〜。こちらとこちらになります。ご確認して頂けますか?」
「はい。大丈夫です。私のデザイン通り。」
と彩葉ちゃん。
「はい。確かにこれです。」
「ホントに海実のブレスレットと同じデザインですね!」
俺の横で指輪を見てはしゃいでいる彩葉ちゃん。
「うん。ここに来てよかった。」
「そう言って頂けて嬉しいです。またお越しください。」
店員は笑顔で俺たちを見送った。